終活の一環として墓じまいを決めた、80代女性のご相談

先日、80歳前後の女性から墓じまいのご相談をいただきました。
医師から病気の進行を告げられたそうで、限られた時間の中で「できることは自分のうちに済ませておきたい」と、終活にしっかりと取り組まれている方でした。

ご本人いわく、次の世代に面倒をかけたくないというお気持ちが強く、すでに自分の納骨先も決め、契約まで済ませておられるとのこと。そんな中で「今のお墓も整理しておこう」と考えられたそうです。

お話を聞いていて感じたのは、人生の締めくくりに向き合うというのは、決して後ろ向きなことではなく、残された時間をどう過ごすかという前向きな選択でもあるのだということでした。
私の仕事は、そうした方が少しでも穏やかに日々を過ごせるように、できる範囲でお手伝いをすることだと、あらためて思わされました。

ご自身の思いを形にする一歩として、墓じまいを選ばれる方も増えてきています。気になることがあれば、まずは静かに話を聞かせていただければと思います。