いなべ市での墓じまい——大切にしてきたお墓に、きちんと区切りを
三重県いなべ市で、ひとつの墓じまいをお手伝いしました。
今回のお客様は、お墓やご先祖様のことを本当に大切にされている方でした。代々守ってきたお墓に、これまで幾度となく足を運び、手を合わせてこられたそうです。
ですが、これから先を考えたとき、ご自身の代でお墓を見ていく人がいなくなる…と、悩んだ末に「きちんと区切りをつけよう」と、墓じまいを決意されました。
私たちは墓じまいをするにあたり、お客様の遺骨の取出しをする際にできるだけ漏れのないように、しっかりお客様にどなたがいつ頃どのように納骨されたか詳しくヒアリングします。
今回お客様とそのようにお話をしていると、お客様が当時の色々なご記憶を思い出され涙されていました。
墓じまいは迷いもあり、でもご先祖様のことを大事に考えられているからこそ決断されます。
墓じまいは「おしまい」ではなく、「感謝と整理の節目」だと、あらためて感じた現場でした。



