遺骨の取り出しについて
お墓じまいをする際に火葬・土葬に関わらず、基本遺骨を取り出し、墓石を撤去する墓地には遺骨を残さないのが法律で決められています。また昭和23年に墓地法が設定されてからは埋葬されている故人の情報が記録残っていますので、23年以降に埋葬された遺骨は特に取り出さないといけません。
今よくある「カロート」(お墓の納骨室)に入っている火葬の遺骨、または火葬でも埋葬されてある遺骨は石材店が墓石を撤去する際に一緒に取り出すこともあります。
ただ土葬の遺骨となると、大半は埋葬してから40年以上経っているため、大半の方がもう遺骨は土に還っていて残っていないと思っていて、石材店等にお墓じまいを依頼した場合、土葬の遺骨取り出しを取り出してもらうことは少ないです。
ですが実際は埋葬して100年経った遺骨でも9割以上の確率で遺骨が出てくることが多いです。(土壌の状態によっては、全く残っていないこともあります)
ただ土葬のお骨は年数が経っているため、お骨によってはかなり崩れやすく、また数十年前のお骨のためどこに埋葬されているか不確かな場合が多いです。当社では機械ではなく手作業で丁寧に遺骨を取り出させていただき、また取り出した遺骨は土で汚れていますが、その後は同じように手作業で心を込めて遺骨の土を洗い流しキレイな状態にさせていただきます。。その後はある程度乾燥させた後、必要であれば再火葬をして(土葬のお骨の場合、次の受け入れ先から再火葬をお願いされるケースが多いです)、お客様に引き渡させていただきます。
お客様のよくご存知のご家族はもちろん、もしご自身がご存知ないご先祖様でも同様に大切な遺骨なので、「かの お墓じまい」ではそのように遺骨取り出し、洗骨をすることで今まで多くのお客様に大変ご満足いただいております。