墓じまいの後、遺骨を運べない|伊勢市でのご相談と対応
墓じまいでお墓から取り出したお骨を、次の供養先までどうやって運ぶか。遠方にお住まいの方や、ご自身で移動することが難しい方にとっては、ここが大きな悩みになることがあります。
今回は、伊勢市にあるお墓の墓じまいと、その後のお骨の搬送についてご相談いただいた事例をご紹介します。
郵送では受け付けてもらえない納骨先でした
お客様は県外にお住まいの高齢の方で、足が不自由なため、その伊勢市のお墓にはもうすでに10年以上いくことができない状態でした。
そのため今回のお客様はご実家のお墓が荒れてる状態に非常に心を痛めていて、今の現状のお写真をお渡しすると言葉が出ない状態でした。
そして今回お客様はお墓じまいをされる決断をされましたが、ご自身でお骨を次の供養先へ運ぶことが難しい状況でした。
かのへご相談いただく前に、別の石材店で墓じまいのお見積もりを取っておられました。ただ、その石材店では、お骨の郵送には対応できるものの、納骨先まで直接運ぶことはできないとのことでした。
一方、お客様が希望されていた供養先では、郵送でのお骨の受け入れをしておらず、直接持参する必要がありました。
墓じまいをお願いする先は見つかっても、その後のお骨を運ぶ方法が決まらない。そこで対応できる業者を探し、かのへお電話をくださいました。
その供養先は、私たちも何度も伺ったことのある場所でした。お骨の搬送まで対応できることをお伝えし、ご依頼いただくことになりました。
古いご先祖様のお墓を残すか、迷っておられました
今回の墓所には、古い小さな墓石も含め、約20基のお墓がありました。
お客様は当初、すべてを撤去するのではなく、ご自身が面識のない昔のご先祖様のお墓は、そのまま残すことを考えておられました。
知らない方のお墓にまで手をつけてよいのか。そうした迷いをお持ちでした。
ただ、一部のお墓を残せば、そのお墓の管理は今後も続きます。
私からは、古いお墓もお客様につながるご先祖様の大切なお墓であること、今回まとめて墓じまいをして墓所を返還すれば、今後の管理や管理費の負担もなくせることをお話ししました。
お客様と相談を重ね、最終的には、古いお墓も含めてすべての墓じまいをすることになりました。
約70年前のお骨も取り出し、洗って次の供養先へ
古いお墓については、当初、お骨を取り出さないというお考えもありました。
こちらについても、お骨を取り出して次の供養先へお納めすることをご提案し、ご了承いただきました。
実際に作業を進めると、約70年前のお骨も見つかりました。取り出したお骨は洗い、次の供養先へお運びしました。
墓石はすべて撤去し、墓所全体を更地にして返還しました。
納骨を見届け、写真でご報告しました
次の供養先では、私たちがお骨をお渡しし、供養先の方が納骨をしてくださいました。
私たちもその場に立ち会い、納骨されたことを確認しました。その様子を写真に収め、お客様へお渡ししました。
すべてが終わった後、お客様からは、いろいろと迷ったけれど本当にやってよかった、ここまでできたことに感謝している、というお言葉をいただきました。
当初のご相談から、お墓をどこまで整理するか、お骨をどうするか、一つずつお話しして進めてきました。最後にそう言っていただけたことが、私も嬉しかったです。
墓じまいを頼むときは、お骨の受け渡しまで確認を
今回、お客様が困っておられたのは、墓石の撤去そのものではなく、取り出したお骨を次の供養先へ運ぶことでした。
これから墓じまいを依頼される方は、お見積もりの段階で、次のこともあわせて確認しておくと、予定を立てやすくなります。
・次の供養先は、郵送でのお骨の受け入れが可能か、持参が必要か
・持参する場合、誰がお骨を運ぶのか
・依頼する業者は、どこまで対応してくれるのか
古いお墓を一部残すかどうか迷っている場合も、残した後に誰が管理するのか、管理費はどうなるのかまで含めて考えておくことが大切です。
すぐに答えが出ないこともあると思います。今回のお客様も、最初からすべてを決めておられたわけではありませんでした。
お墓じまい かのでは、お墓の撤去だけでなく、お骨の取り出しや洗骨、次の供養先への搬送についてもご相談をお受けしています。
ご自身でお骨を運ぶことが難しい場合や、古いお墓をどうするか迷っている場合も、今困っていることからお聞かせください。
今回の施工前・施工後の様子は、施工事例「伊勢市での墓じまい|17基の墓石撤去と遺骨の取り出し」でご紹介しています。

