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お墓じまいが終わったはずなのに、地中から遺骨が。撤去前に確認しておきたいこと

お墓じまいを終えた後、墓地の管理人から「遺骨が残っているので、対応してほしい」と連絡が来た。

今回は、別の石材店でお墓じまいを済ませた方から、そのようなご相談をいただいたときのお話です。

墓石を撤去して、見た目はきれいになっていても、地中に遺骨が残っている場合があります。これからお墓じまいを考えている方に、事前に確認しておいていただきたいことをお伝えします。

次のお墓を建てる工事で、遺骨が見つかりました

その方がお墓じまいをした区画には、その後、別の方が新しくお墓を建てることになりました。

ところが、墓石を建てるために別の石材店が工事を進めていたところ、地中からまとまった量の遺骨が出てきました。

工事をしていた石材店から、新しくお墓を建てる方へ報告があり、その方から墓地の管理人へ。そして管理人から、以前その区画でお墓じまいをした方へ、遺骨への対応を求める連絡が入ったそうです。

すでにお墓じまいは終わったと思っていたところに、あらためて対応が必要になってしまったのです。

以前の墓地から移してきた、土葬の遺骨でした

今回見つかったのは、土葬の遺骨でした。

もともとは別の墓地に埋葬されていた遺骨を取り出し、今回お墓じまいをしたお墓へ、まとめて移して埋葬していたとのことでした。その遺骨が地中に残っていたのです。

ご相談を受けた私たちは、遺骨を取り出した後の対応についても方法をご案内し、ご依頼をいただきました。

現地では、遺骨が残らないよう確認しながら掘り出して取り上げ、次の納骨先へのお届けまで対応しました。

最初のお墓じまいで、どこまで確認や作業が行われていたか、その詳しい経緯までは分かりません。ただ、実際に遺骨が残っていて、ご依頼者が再び対応しなければならなくなったということです。

「何十年も経っているから、残っていない」とは限りません

今回のような話は、土葬の遺骨に限りません。火葬された遺骨を土に埋葬しているお墓でも、同じように、後から遺骨が見つかったという話を聞くことがあります。

私たちが現場で見てきた中には、火葬された遺骨が、地表から30〜50センチほどの比較的浅いところに埋葬されている例もあります。こうした遺骨が残っていれば、次に地面を掘ったときに出てくることがあります。

一方で、「30年、40年、50年も経っているから、もう遺骨は残っていません」と言われ、実際には確認されなかったという話もあります。

私たちは、これまで800件以上のお墓じまいに携わってきました。その経験から、以前そこに埋葬されていたのであれば、今も遺骨が残っている可能性は高いです。

私たちの現場経験では、埋葬から50年ほどであれば、まだ比較的新しい方です。火葬・土葬のどちらでも、何かしら遺骨が残っていることがほとんどでした。

もちろん、必ず残っているとは言えません。土の性質や埋葬されたときの状況などによって、残り方は変わります。それでも、年数だけを見て「もう残っていない」と判断することはできません。

何年経ったかだけで判断せず、埋葬されていた場所を確認することが大切です。

改葬は、遺骨を別のお墓や納骨堂へ移すことです

「墓地、埋葬等に関する法律」では、改葬を、埋葬されているご遺体や、埋蔵・収蔵されている火葬後の遺骨を、別のお墓などへ移すことと定めています(第2条第3項)。

つまり、改葬は、実際にご遺体や遺骨を移すことを指します。墓石だけを撤去することとは異なります。

私自身、以前、厚生労働省に確認した際にも、改葬では遺骨を取り出して移すことが前提であるとの説明を受けています。

そのため私たちは、お墓じまいで別の供養先へ移す際には、埋葬されている遺骨をきちんと確認し、取り出してお移しすることを大切にしています。

参考:墓地、埋葬等に関する法律(厚生労働省)

依頼する前に、遺骨の確認と取り出しについて聞いてください

お墓じまいを依頼するときには、墓石の撤去だけでなく、遺骨をどのように確認し、取り出してもらえるかも聞いておくとよいと思います。

  • 骨壺の中だけでなく、土に埋葬された遺骨も確認してもらえるか
  • 土葬の遺骨がある場合、取り出しまで対応してもらえるか
  • 取り出した遺骨を、次の納骨先へどう移すか

今回のように、以前の墓地から遺骨を移してきた経緯がある場合は、そのことも依頼する業者へ伝えてください。分かる範囲で、いつ、どのあたりに、どのように埋葬したのかを伝えることが、現場で確認する手がかりになります。

分からないことまで、無理に調べて揃える必要はありません。まずは、分かっていることを伝えたうえで、確認方法を相談してください。

ご先祖様を、次の供養先へお移しするために

お墓じまいをして、これからは新しい形でご先祖様を供養したい。そう考えて進めるのであれば、墓石を片づけるだけでなく、そこに埋葬されている遺骨にも目を向けていただきたいと思います。

後から遺骨が見つかれば、お墓じまいをした方にも、新しくお墓を建てる方にも、あらためて対応の手間がかかります。

せっかくのお墓じまいです。ご先祖様の遺骨を確認し、取り出して、次の供養先へお移しするところまで考えて進めていただければと思います。

「お墓じまい かの」では、土葬の遺骨の取り出しや、取り出した後の遺骨を次の納骨先へお届けする対応も行っています。埋葬の状況や、遺骨をどう移したらよいか分からない場合も、ご相談ください。

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